あの道の、その先へ!

You don't know the future, nor the past what ever it is. It is this moment.

初めてのバイクに勧めたいセロー250

2010年9月、僕はセロー250を買った。
そこから約7年、日本全国津々浦々、4.5万kmを共に駆け抜けた。

その間も色んなバイクを所有したけど、現在も手元にあるのはせろーである。
初めてのバイクに、また、セカンドバイクとして、
是非ともオススメしたいバイクである。

まだ綺麗な頃。

SEROWの良いとこ、不満点とか

結論から言おう。
せろーを買うべき人は「メインの目的が林道ツーリングの人」である。

林道遊びには最高だが、高速道路を使っての移動がしんどく、
オンロードを気持ちよく楽しもうと思うと、パワー不足な感じ。
アドベンチャーバイクを求めるのであれば、
CRF250RALLYとか、V-strom250とか、
もっと大きいBMWのGSシリーズとかアフリカツインを選ぶべきだ。
以下にせろーの好きなところ、嫌いなところをまとめる。

■良いとこ
①足つきの良さ
よく言われる二足二輪ってやつです。
林道探索を始めるとそのありがたみがよくわかる。
フルサイズだと戸惑う林道のちょっとした脇道が、道になる。
最初はちょっと勇気のいるアクセルターンもセローならで出来る!
ちょっと頑張ってみようとする気持ちに応えてくれます。

②柔らかい猫足
MXやEDコースのようなジャンプがない林道において、
ベストマッチな正立サスを搭載。
突然のギャップにもバイク側がやさしく対応してくれる頼もしい子。

柔らかいおかげで狭い林道内でも楽々Uターン!
そんなシチュエーションでは正立の方がすごく使いやすい。

③左右45度の圧倒的なハンドル切れ角
脇道に入りこみすぎて、あ…ってなった時に助かるハンドル切れ角。

④SOHCの空冷バイクであること
水冷バイクでありがちのラジエータ破損による水漏れ、
オーバヒートの心配がないこと。倒してもまず壊れることのない堅牢性。
とことこバイクの沼は深い。

⑤圧倒的な汎用性
出来ないことはないと言われるせろー。
実際に林道走行、MXコース走行、
EDコースのようなオフロード遊びはもちろん、
過去にはジムカーナ遊びもしてたりしました(速くはないけど楽しい!)

⑤燃費が良い
35km/Lは確実に超える高燃費。ツーリングなら40km/L以上走ります。
こんな経済的な乗り物ないんじゃ無いでしょうか。

■嫌いなとこ
①高速、バイパスの走行がしんどい
高速やバイパスでは流石にしんどい。
とくに冬の西風と戦ってる時は地獄。移動と割り切って諦めましょう。
80km/hまでが快適なバイクです(6速化してくれ)

②なんだかんだ重い
山の中をトレッキングするようになると感じるせろーの重さ。
車体重量130kgとはいえ、重いもんは重い。

③タイヤ
フロントはチューブ、リヤはチューブレスタイヤなこと

④シート
シート高さが低いぶん、前に乗れない、、、。
林道を気持ちの良いペースで走ろうと思うと、
ポジションに違和感が残ります。

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セローなら笑ってられます…笑

せろーを買うなら…?

今でも新車で買えるセロー250、
買うならツーリングエディションではなく普通のセローをオススメします。

何故なら、ツーリングエディションに搭載されるフロント、
リヤキャリア(でかい)…全てせろーの良さをスポイルしてしまうのです。
そういう用途なら、車格もあってオンロードで扱いやすい、
CRFとかKLXを購入すべき。
つけるなら、ワイズギアリアキャリア、
アンダーガードぐらいでいいじゃないんでしょうか。

キャッチコピーは「きっと、ずっと、SEROWです

この一言でせろーのキャラクターがわかります。
道じゃない場所が道になる楽しさ。

高速や、バイパスさえ我慢できるのなら、
全てのシチュエーションをカバーできるバイクかと思います。
ABSが義務化され、さらに重たくなってしまう前に、
間違いなく購入を決断すべき一台です。(私も乗り換え予定)

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