インド ラダックツーリング その1
世の中の99.99%の人には役に立たない、
インドツーリングの思い出をのんびり書いて行こうかと思います。
SNSを見てると最近海外ツーリングを楽しむ方も増えてるみたいで、嬉しく思ったり。
スマホ1台あれば案外どーにでもなるので、
少しでも考えてる方には海外をぜひオススメしたいと思います。
今回の旅は香港経由で計画。
乗り継ぎでのトラブルを考えて、
日本〜香港、香港〜インド間は同航空会社を選択。
一度乗ってみたかったキャセイパシフィックを選びました。
往復で10万円ぐらいだったかと。
香港乗り継ぎの時点で、
先にインドに到着していたツアー参加者から情報があり、
ツアーの合流地点近くのKullu行きの便が
連日キャンセルになっているとの情報をもらっていました。
実際今回一番の難題は、無事にツアーに合流できるかということでした。
デリーへ向かう便の中で夕暮れを迎えました
デリーへの便での機内食(スパイスが独特で、おいしくなかった笑)
デリー到着は深夜でした。
空港の外に出るのはトラブルに巻き込まれる恐れが、、、
みたいな情報をネットで目にしていたため、
空港内ラウンジの部屋を事前予約しておきました。
旅を終えてみるとそんなにビビる必要はなかったなーと思います。
↓場所がわからず空港内をウロウロ。
Plaza Premium Lounge
見た目は綺麗
高いわりにはベッド横のコンセントに電気が来てなくて、携帯充電できず…。
早速インドの洗礼を受けますw
モヤモヤするも、次の国内便は早朝なので早々に就寝。
次の日の朝。
朝早い便でKulluという街へ飛ぶ予定でした。
早速ラウンジを出て、案内板を見るも、噂の通り天候が悪いようでdelayの文字が…。
cancelではなかったので、とりあえず待ちます。
先に到着している欧米人の話では散々待たされた挙句キャンセルとなったとのこと。
いやいや飛んでもらわないと困るのです、こちらは。
大体2時間ほど待たされてほどなくすると、
ゲートのあたりで人がざわざわしてます。
近くのインド人に聞くと、
フライトが案の定キャンセルとのこと。
さぁ困った、困った。
ツアーの集合時間はこの日の正午。
マジでまずくなってきたので、とりあえずツアー会社に連絡。
すると、1時間半後にDharamsala行きの飛行機があるので、
それに乗れば何とかManaliまで行けるんじゃないか?とのこと。
この時にあった選択肢は、
①バスで向かう
→デリー市内まで出ないといけないため少々敷居が高い&時間がない
②タクシーで向かう
おおよそ半日。この時間に出ると、おそらく深夜or次の日。
交渉次第だが、2 万ルピーぐらい。
③Dharamsalaへ飛ぶ
どこだよそもそも…。でも選択肢はないので、
携帯からとりあえず便を取ります笑
出発まで時間がなく、間に合うかも謎。
早速預けた荷物を受け取り、再度空港(T1)への入場列に並びます。
(デリーの空港では入場にパスポートと航空券のチケットが必要。
この確認列が長いのです。)
焦りつつターミナル1に入ろうとすると、国内便はターミナル3と言われる、、、。
おいおい本当に間に合わねーぞ!!!
Dharamsalaの便、出発まで、残55分。
昨日まで空港の外へ出ることまで怖がっていたのに、
そんな思いはどこへやら。
適当なタクシーを拾ってT3まで急ぎます。
ターミナル3のカウンターに飛び込むと、急げとのこと💨
ふと正気に戻ったら、
いつの間にか搭乗する飛行機の前でした。
そもそもどこに連れていかれるんだ、僕は、、、。
地方行きの便、周りもインド人しかいないので不安が高まります。
国内便なのでほどなくして空港には到着。
初めてのプロペラ機に乗ったことと、
機内で出された水が異様に不味かったことが印象のSpiceJetでした。
果たしてこの空港にこれまで何人の日本人が降りたのだろうか…。
荷物を受け取り外に出ると、想像以上にこじんまりとしたのどかな空港。
出たところにあるタクシーの案内所に並ぶと、
前には旅行者っぽいおじさんがいて、おおっ…これは同じことを考えたのでは?
と話しかけるも全く行き先は別でした。
案内所のおっちゃんにマナリに行きたいことを伝えると、
おいおいマジかよっ😂て反応でした。
近くの出待ちをしていた運ちゃんに聞いてもらっても、
みんな首を横にふるばかり。
(推定距離で200km以上あることがこの時判明)
でも、おっちゃんは諦めません。
30分ぐらい待っていたら、見つけてくれました。
呼んでくるから、とりあえず空港前の売店で待ってろとのこと。
お腹を壊すのが心配で、
こういうお店では飲まないつもりだったのですが、
せっかく出してくれたので飲まないわけにはいかず。
でも、あったかくて美味しかった。
ほどなくして、イラクのフセイン大統領に似たおっちゃんが登場。
ついでに荷物を乗せてくから、
まずは俺の家に来いとのことで家に連れて行かれます。
私「ここからどれくらいかかるかな?」
おっちゃん「大体6〜7時間くらいじゃね」
私「マ!?!?」
おっちゃん「まあ、連れてってやるから」
家族構成はおっさんと嫁、10歳くらいの男の子と、もう少し小さな女の子。
そして犬。ここでもお茶を出してくれたので、のんびり待ちます。
なんだかよくわからないけど、みんなゴソゴソしながら正装に着替え始めます。
ん、これはもしやみんな同乗なのか?
みんな乗ってくけど、その分ディスカウントするから、
って多分英語で言ってた。多分。
もしかしたら久しぶりの家族旅行だ〜ってなってたのかも。
マナリに行ければ僕はなんでも良いのです。
準備が出来たら出発。
しばらくはなんてことない農村の風景が続きます。
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しばらく走った後、ポリスメンに止められます。
英語でないのでよくわからんのだけども、
この先行く予定だったメインの通りが洪水?で通れないから
迂回しろみたいな話で。
ここからが壮絶で、延々とすれ違いもできないような林道を走ることに。
疲れ切って写真もあまりなく、
とりあえずここでおっちゃんに降ろされたらもう帰れないな〜って
神頼みしてました。
元気もなかったので写真は少なめ。
極めつけは洪水の川渡り。腹下擦りまくりで流されるかと思いました。
日本の道が良すぎるのか、はたまたインドが世界の標準なのか。
今なら良い思い出ですが、もう経験はしたくないかなー。
でも、そんな異世界の衝撃をどこか海外に求めてるのもかもしれません。
夕暮れも近づき、車内の空気もどことなく暗い感じに。
変な日本人に付き合ってもらうのも悪いのですが、
勝手について来たのもそちらの都合なので知らないフリを続けます。
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途中休憩しつつ何とか最終的に21時頃になんとか宿に到着。
Rs15000+ガソリン代でした。
高いんだけど、距離と道のりを考えれば納得。
この時デリーから先にバスで向かっていたツアーメンバーのインド人から連絡があって、
マナリに向かうメイン道路が崖崩れで通行止めとのこと。
気づいたら寝ていましたが、翌朝見ると深夜2時頃に着いたようでした。
話を聞くと30時間くらいかかったようで、、、。
今年は雨量が凄かったようで、マナリに到着するのが難しい年のようでした。
8月のマナリは辿りつくのが難しい地域だということを学びました。
インド ラダックツーリングその2
anomichi-log.hateblo.jp
へ続く。