あの道の、その先へ!

You don't know the future, nor the past what ever it is. It is this moment.

インド ラダックツーリング その3

Manali-Rotang Pass(3979m)-Koksar-Tandi 110km/6hours

個人的にはすでにお腹いっぱいな感じですが、今回のツアーは全10日間。
やっとこさ今日からレーに向けての旅路がスタートです。

天候も朝から快晴で、胸が高まります。

ホテルの入口。宗谷岬のステッカーでも貼ってくれば良かった…笑


スタート前にみんなで写真を撮ったり、旅の安全を祈って白い壁に名前書いたり。


”STILLNESS”の下に名前書いてきたので行ったら探してみてね。

まんなかの白い車が今回の旅のサポートカー

22077kmからスタート

ホテルを出発してほどなくすると景色が開けてきて、
早速林の中を走るようになります。

Rohtang Laを超える峠道のスタートです。
(Rohtang Laは、Kullu渓谷とLahaul渓谷およびSpiti渓谷を接続する道。)


↓ちなみにこの峠


若干秋の空気が漂う林の中を駆け抜ける、、、。
バイク 乗りとしては最高の瞬間です。

日本なら10月後半の紅葉が始まる頃の空気感。

最初の検問。ツアーなので全てお任せ。


さらに進むとくねくね道が始まります。

路面状態もそんなに良くないし、パワーもないバイクなので、
ワインディングを楽しむといった感じではないのですが、
その分景色を楽しむ余裕があって楽しかったり。

インドの圧倒的なスケール感には、驚かされるばかりです。

伝わるかなぁ…この楽しさ!

途中の休憩所で休憩を取ります。
休憩していると、
次から次へと変態ライダーたちが道を上がってきます。


みんな好きだなぁ。

この道にはBMWのGSが最高に似合う


例えるなら、志賀高原走ってるような感じ。

みんなを待つ間にはしゃいだり。

インドの有名な映画のワンシーンのポーズらしい

そんなこんなでRohtang Laに到着。
ひんやりとした空気がのんびり流れます。

Rohtang Laに到着〜

ほのぼの


Rohtang La を越えると景色はガラッと変化し、急激に緑が減っていきます。
緑はあるものの、高い木がなくなり、
徐々に乾燥地帯へと向かっていることを感じさせます。



この峠の下りもまた良い景色で…。
つづら折りに高度を下げていく道が続きます。

ところどころのダート道もまた楽しく。

思わず見とれての一枚。

峠を下りきったらそろそろお昼時。

周囲に見える山のスケールも含めて素敵なカフェでした。

みんな大好き、Koksar Cafe(違)

さっきの写真の箇所を、中央突破するとこうなるとこうなります。


選んだご飯はマトンカレー。
細長いタイ米のような米にカレーがかかっています。
米がパサパサしているので、日本のカレーとはまた違う食感。


この後はしばらく渓谷の間を走ります。
よくこんな道を作ったなぁと感心。
 

最初にレーに住み始めた人達は歩いて向かったのでしょーか。
可能なら、先人と一杯やってみたいところ。

誰かが作ってくれた道を走っているだけですが、
ただただこんな道を作ってくれた先人に感謝です。
 

スケール感が意味わからなさすぎて、徐々に麻痺してきます

 
そんな道を走り続け、本日のお宿に到着。

ツーリストキャンプのようなところで、
掘っ立て小屋のような感じですが、清潔感は十分。


バイクを降りてもテンションは下がらず。
日が落ちる前にトレッキング行くぞ!ってなって、山の頂上を目指します。
 

 
当然遠すぎて断念。…無念。

朝から走ってるのにみんな元気なのです。
その辺りはみんなバイク乗りって感じ。 

こんなところにもYAMAHA



この日はちょうど近くの町でお祭りの日だったそうで、みんなでお出かけ。

 

 

綱引きは万国共通のようで

他にも歌唱大会していたり、祭りの雰囲気としては良い意味で日本と変わらず。
異国の人間も受け入れてくれる空気感も、
どこか日本の地方に遊びに来たようでホッとします。



カフェで休憩した後、ツーリストキャンプへと戻ります。

とにかくみんなバイク が大好きなのです

宿に戻ったら、ご飯までのんびり酒盛りが始まります。

今日の旅のこと、普段の生活やこれまでのこと。
物好きの集まりなので話は尽きません…。
みんないい人なので全ては理解出来ずとも、心は通じる。

夏にしては少々肌寒い気温と、ビールと、、、幸せな瞬間です。



途中で合流したのは(左のおばあさん)、
なんと80代、南アフリカから来た女性でした。

もちろん車ですが、
こんなところまでその歳で遊びに来るバイタリティに感嘆、、、。
思っていたより、人生はまだまだこれからのようです。



その後は夕飯を食べて、早めに就寝。
明日からの旅に備えます。

部屋はこんな感じ。見た目以上に快適。

偶然取れた連休、かなり無理して来たものの、
初日でその苦労は十分取り返せたと思えるほど素晴らしい道でした。

ここから先、さらにどんな景色が待っているのか楽しみです。



ちなみに今はこのあたり↓
レーまではまだまだ長い道のりです。


インドラダックツーリングその4 anomichi-log.hateblo.jp に続きます。

(インドラダックツーリング その2)