初めてのコマ地図ラリー TRIAL RALLY Rd.6 験に参加してきました
これまでSNS等で見て興味は持っていた
バイクでのラリーイベントに初めて参加してきました。
けーごさんの主催するTRIALRALLY。
元々4月開催予定だったのですが、色々と重なり11月開催に延期されていました。
少し心細さもあったため、よく一緒に走っているFE250乗りを巻き添えに。
友人の実家のある名古屋で前泊し、開催地の岐阜県へ乗り込みました。
1.コマ地図ラリーとは
通常のツーリングのようなgooglemap等を見るのではなく、
以下のようなコマ地図で主催者によって設定されたルートを見ながらゴールを目指します。
左から、スタートからの距離、その距離での進行方向を示した簡易地図、
その場所での注意点等を示しています。
スタートしてからはずっとコマ地図ベースに走るため、
どこに連れて行かれるのか、どんな景色が待っているのか、
冒険感があってとても楽しいイベントでした。
2.コマ地図ラリーに参加するにあたって必要なもの
①コマ地図を走りながら見れるようにする
コマ地図は走りながら確認する必要があるため、
クリアファイル等に挟んだコマ地図を車体に取り付ける必要があります。
一般的には印刷した紙を1つにつなぎ走りながら巻き取れる装置を
メーター付近に取り付けるようです。
お試しレベルならスマホ、タブレット等のデータを見れる端末機器でも代用は可能。
②距離を正確に計測できるGPS機器
コマ地図では対象の交差点の位置が距離で示されるため、
数10mレベルで正確に距離計測が出来ないと、進むべき方向が全くわかりません。
またミスコースをした場合積算距離を修正する必要があるため、
距離の加減算が出来る機能が必要です。
③バイク、プロテクターその他の応急工具等
林道等の走行もあるため、パンク等のリスクには自身で対処できるように
最低限の準備が必要。
僕がこれまで参加を渋っていたのは、
①②のこれらの準備が億劫だったからでした。
iphoneな僕は悩んだ挙句"RBNavPro"というアプリを使用しました。
距離もほぼ正確で加減算可能、PDFデータも同時に表示させることができ、
1つで地図と距離計測の機能を持ち合わせています。
GPSの補足できないトンネルの通過でも距離を自動で補正してくれました。
お試しラリーには必要十分で、有難く利用させてもらいました。
3.今回のステージ設定
今回のステージは岐阜県にある道の駅 可児ッテをスタートに、
STAGE1:71.71km
STAGE2:44.04km
STAGE3:102.03km
という長丁場のステージ設定でした。
最近長距離をバイクで走ることも少なくなり、
果たして完走できるのでしょうか…。
4.TRIAL RALLY当日
会場に到着すると、
SSERやらDoorofAdventureやら、コマ練などのステッカーが貼ってあり、
完全に初めてなのは僕らぐらいの模様…笑
STAGE1 71.01km
続々と2分間隔で参加者がスタートしていきます。
初めてのラリーにちゃんと戻って来れるかドキドキ。
案の定途中で道に迷い、
後からスタートした友人と共に迷ってたどり着いた1本目の林道。
落ち葉の絨毯を駆け抜ける素敵なフラット林道でした。
御嶽の見える素敵展望台を越え…
STAGE1のゴール地点へ。
のんびり写真を撮りながら走っていたら、
大幅に基準タイムをオーバーしてしまいました。
休憩もそこそこに2ndSTAGEへ走り出します。
STAGE2 44.04km
STAGE2は林道メインのショートコース。
防獣柵を抜け、
一本目の林道に入ると…
落ち葉の絨毯!!!!
いつも走っている林道より開けていて心地の良い道が続きます。
このSTAGEはわりと頑張って走ってなんとかゴールに。
前日の寝不足と相まって友人と共に疲労困憊…笑
道の駅で食事をして、午後のSTAGE3に向けてエネルギーを補給します。
STAGE3 102.03km
午後は最後のロングステージ、100km越えのステージでした。
睡眠不足で疲労困憊な上、
STAGE2の途中で給油予定であったスタンドが営業しておらず、
CRFのようなタンクの小さいバイクでは道中で給油がMUST。
急遽STAGE3に設定してもらったスタンドも土日休業。
南無〜。
しかしそんなアクシデントもラリーの醍醐味というもの。
せっかく岐阜まで来たなら山々をもう少し走りたい。
結局10kmほど離れた、土日でも営業しているスタンドに。
元々の125.44km地点まで戻ってくるのに約25分と大幅なタイムロス。
皆さんを追いかけ、完走を目指すことに。果たして間に合うんでしょーか。
野を越え、山を越え…
一気に進んで147.78km地点へ。
朝のミーティングで180.06km地点を15時45分に通過できなければ、
まっすぐゴール地点へ戻るように指示されています。
この時の時刻は14時45分。
足切りまで残り1時間。
ここから更に猛プッシュが始まります。
まさに自分との戦い。
初めてのラリーながら試されている感じで、
久しぶりにアドレナリン全開なライディングになりました。
別に大して速くもないのですが、気持ちだけはパリダカライダーの気分笑
写真を撮る間もなく180.06km地点へ。
時間は15時43分ー!!!(間に合った)
ギリギリすぎる気もしますが、せっかくなので最後まで走ることにしました。
ゴールの制限時間は16時半。
どうせなら時間内にゴールしたい…。
残り45分。そろそろ体力の限界ですが戦いは続きます。
そんなこんなで到着ゴールに到着したのは、16時34分。
残念ながら間に合わずDNFでした。
友人はガソリン給油ができず、まっすぐにゴール地点へ戻っていたとのこと。
無事ゴールで合流することが出来ました。
悔しくも、久しぶりにバイクで疲れ切るまで走った楽しい1日となりました。
5.感想などなど
ここ最近、普通の道をただ走ることから興味が逸れつつあリました。
ナビに言われるがまま目的地を目指し、車の後ろに列になって走る。
せっかく自由を感じたくてバイクに乗っているのに、
どこか枠にはめられているようでムズムズしてしまう。
そんな中今回ラリーイベントに参加して、
新たな世界が開けたような気がします。
今回は基準タイム及び足切りタイムの設定もされていました。
STAGE3では途中のガソリンスタンドが開いていないというトラブルのため、
コースを大きく外れて給油する必要があり25分程度の大幅なロス。
その中で自身の体力、集中力を求められました。
他の参加者の方との勝負でもありながら、自身の力を試されているようで非常に楽しかったです。
ルート設定も素晴らしく、知らない東濃地域の舗装、
未舗装を含めた林道を満喫することができました。
これを機会に愛知県を中心に開催されるコマ練や、
DoorofAdventureなどのラリーイベントにも参加して行きたいと思います。
Adventure気質な方には、コマ地図ラリーとてもおすすめです!