あの道の、その先へ!

You don't know the future, nor the past what ever it is. It is this moment.

インド ラダックツーリング その4

Tandi - Jispa - Darcha - Baralacha La Pass(4890m) - Sarchu
110km/ 5hours

越える峠の標高が徐々に高くなって来た3日目。
疲れていたのにも関わらず早くに目が覚めました。

4890mの峠ごえにワクワク…天気は今日も快晴でした☀️


簡単な朝食を済ませ、
少し時間があるのですぐ横にあるお寺を見学。
今回の旅の安全を祈ります。

外観は石積みでお城っぽい感じですが、中は仏教らしい感じ。

僧侶の方が朝早くから清掃していて、小さくも荘厳な雰囲気です。
 

中はこんな感じ。チベット仏教になるのかな…?

 
外には張り紙が…。
思いっきり昨日みんなで飲んでましたね。

建前と本音が違うのは万国共通みたいですw
 

ごめんなさい


サクッと準備して本日の旅がスタートです。

GEMURを通過

橋のふもとで休憩。

標高を上げるにつれ、緑が減っていきます。


ところどころで休憩しつつ。
道は一本道、列の前後が離れても全く問題ありません。

みんな思い想いに停車して写真を撮ったり。
それぞれのペースで走らせてくれるので、
ツアーでも全くストレスはありません。
 

今回のツアーのサブリーダーはダンディーなのです

つられて僕も一枚。

更に上がると緑が消え、草も無くなります。
富士山より標高の高い場所にいるのに、普通に道がある不思議な感じ。

時折姿を見せる日光が眩しく、高所を感じさせます。


世界一眺めの良いトイレ。
これ以上ないほどの開放感に浸れます。
 

目の前は絶景ですw

休憩所の飲み物は一杯30円から40円ほど。
コーヒーも粉末を溶かしただけのコーヒーですが、
景色が良いのでどこのカフェよりも美味しい。

全員で頼んでもスタバ一杯分で済むので、
途中から順番制のおごりシステムに変わりました笑
 


走り出して振り返るとこの景色。
本当に来てよかった…。
  


ここでは放牧優先。ヤギさんの通過をのんびり待ちます。


程なくして、Baralacha La Pass(4890m)に到着!!!
気温もぐっと下がり、朝とは全く違う気温。
香りと、バイクの暖かさと、高所の景色がたまりません。


高山病を避けるため写真を撮ったらすぐに行くぞ、とのことで、
お互いに写真を撮ったら名残惜しいものの先に進みます。


そして今回の旅の一番の難所がやって来ました。
道が寸断されていて多くの車とバイク が立ち往生。

ヒマラヤの雪解け水が濁流となって押し寄せています。
うーん、この道を渡るのかぁ〜。

 
替えのブーツはないので僕は裸足で挑むことに。
泥水なので底は見えず、雪解け水なのでめちゃめちゃ冷たく。

エンジンまで水がかかるような川渡りは初めてでしたが、
支えてもらえなければアウトでした。
サポートしてくれたみんなに感謝の通過です。
 
 

わんこも応援

ちょ〜冷たかった

こんなところにも世界のHITACHI。かっこいい。


その先で休憩し、みんなで足を温めます。
日差しの眩しさが下界とは比べものになりません。

峠は降りてますがまだ標高4000mオーバーの高地です。
 


酸素が薄いせいか、どことなく眠気が、、、。

ここまでくれば本日の宿までもうちょっと。
少々疲れて来ましたが、ここからの景色も最高でした。

今でもお気に入りの一枚。

本日はSarchuで一泊。
4000mオーバーの高地での宿泊は初めて。
少し歩くだけで息が上がります。


休憩した後、せっかくなのであたりを散策。
谷の中央に道が通っており、
時折砂埃をあげながらインド軍のトラックが通過していきます。
 

谷にあるキャンプ場なので、
周囲の山が日を遮ってあっという間に夜が訪れます。
 

今日の夜は賑やかでした。

一番驚いたのはオーストリアから来た10代のカップル。
ここまで2日の道のりを、二人乗りかつ単独でやって来たそうで。

”検問も笑ってニコってすれば許してくれるわ!”ってとても楽しそうです。
そんな若さがうらやましいと同時に、だいぶ出遅れたなーと。
もっと早く海外に出ておけばとちょっぴり後悔。

働いていると視野が狭くなりがちですが、
世界にはいろんな人がいるんだなぁとつくづく感心します。
素敵なカップルでした。


本日のお宿は、シャワーもなければ、
電気も発電機で深夜は早々に消灯。

それでも4000mオーバーのツーリストキャンプは、
人生最高のキャンプ場でした。
夜ふと外に出ると…後は想像にお任せします。

↓今はこのあたり

 
 
 
インドラダックツーリングその5 anomichi-log.hateblo.jp へ続く。
まだまだツアーも序盤。まだまだ続きますw

(インドラダックツーリング その3)